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【FRP防水】知らないうちに進むベランダ劣化

塗装の豆知識 2025.12.06 (Sat) 更新

外壁や屋根は気にしていても、ベランダの状態は意外と見ていない…という方は多いもの。

ですがベランダは雨風や紫外線の影響を大きく受ける場所で、知らないうちに劣化が進んでいるケースも少なくありません😨

気づいた頃には雨漏りしていた…なんて事態を防ぐために、今回はベランダを守る防水工事のひとつ、「FRP防水」について詳しく解説します!


🔧ベランダ防水はどうなっているの?

ベランダの防水は、下記のような層の重なりで成り立っています。

  • 下地

  • 防水層

  • トップコート(仕上げ)

防水層には大きく分けて2タイプがあります👇

  • トップコートを上から塗布するタイプ(FRP・ウレタンなど)

  • シートを使用するタイプ(合成ゴム・塩ビシートなど)

メンテナンス目安は、防水層が約10年、トップコートは約5年。

特にトップコートは紫外線で劣化が早いため、こまめなメンテナンスが重要です☝️


⚠️こんな症状が見えたら要注意!

ベランダに以下のような症状が見られたら、メンテナンス時期に関係なく防水工事を検討しましょう。

  • ひび割れ

  • 膨れ

  • 色あせ

  • すり減り

  • 雨漏り

雨漏りを放置すると、内部まで水がしみ込み、柱の腐食など大きなダメージにつながることも…。

「少しおかしいかな?」と思ったら早めの確認が大切です🔎


💡FRP防水とは?

FRP(Fiber Reinforced Plastics)とは、繊維強化プラスチックのこと。

軽量で耐久性・耐水性に非常に優れており、車のボンネットや浴槽にも使われるほど高機能な素材です🚙

ベランダ防水では、FRP樹脂とガラスマットを組み合わせて層をつくり、その上にトップコートを仕上げとして塗装します。


🌟FRP防水のメリット

✔ 軽量で建物に優しい

とても軽い素材なので、木造住宅や築年数の古い家でも安心して施工できます。

✔ 施工が早い

ウレタン防水が3日ほど必要なところ、FRP防水は1〜2日で完了することが多いのが魅力!

✔ 高耐久・強度抜群

繊維強化プラスチックなので強度が高く、ベランダやバルコニーのような歩行の多い場所にぴったりです💪


⚠ FRP防水のデメリット

▲ ひび割れしやすい

伸縮性が少ないため、下地の動きによりひびが入ることがあります。

▲ 紫外線に弱い

表面のトップコートが劣化すると防水機能が低下するため、定期的な保護塗装が必須!

▲ シート防水より費用が高め

高耐久であるぶん、初期費用は少し高めになる傾向があります。


🛠 FRP防水の施工の流れ

① 目荒らし

表面を削ってザラつかせ、密着性を高める大事な工程。

② アセトン拭き取り

削りカス・油分を除去し、表面をクリーンな状態へ。

③ 1回目の塗装(樹脂+ガラスマット)

防水層の基礎となる強固な層を形成します。

④ 2回目の塗装+トップコート

表面を整え、紫外線・雨風から防水層を守る仕上げを施工✨


🔍まとめ:ベランダは定期チェックが命!

普段あまり気にしない場所だからこそ、劣化が進みやすいベランダ。

「最近見てないな…」という方は、ぜひ一度状態を確認してみてください😊

小さなひび割れや色あせが、大きな雨漏りの前兆かもしれません!

必要であれば、症状別に「補修が必要かどうか」を判断するチェックリストも作成できますのでお声がけください✨

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