
2025年09月24日 更新
【塗装できない!?】ノンアスベスト屋根材の特徴と対策
皆さんは「塗装ができない屋根材」があることをご存知でしょうか?👀 実は、屋根材の中には劣化しても塗装でメンテナンスできないものが存在するんです。 「えっ、塗装できないってどういうこと!?💦」 そう思われた方も多いはず。 せっかく定期的に手入れしたくても、塗装ができなければ対処法に悩んでしまいますよね😣 今回はそんな『ノンアスベスト屋根材』について、 なぜ塗装できないのか・どんな種類があるのか・メンテナンス方法まで詳しく解説します📢 🌱塗装できない屋根材が生まれた背景 明治時代に入ると「石綿スレート」という屋根材が普及しました。 断熱性・防火性・耐久性に優れていましたが、 石綿(アスベスト)による健康被害が報告され、1990年代からアスベストを使わない屋根材が開発されます。 ところが急な規制により、各メーカーが耐久性を十分に確保できないまま発売したことで、 脆く、塗装メンテナンスに向かない屋根材が多く出回ってしまったのです。 ⚠️なぜ塗装できないの? 結論から言うと、塗装すると劣化が進む可能性があるためです。 ノンアスベスト屋根材は非常に脆く、自然と割れていくこともあるほど。 塗装作業のために人が屋根に乗るだけでも、 割れやクラックが入る危険性があります😖 さらに塗装後にひび割れや層間剥離が発生するケースも多く、 塗料そのものが原因ではなく「塗装の過程で屋根が傷む」ことが大きな理由です。 🔍代表的なノンアスベスト屋根材(6種) ここからは、塗装が難しい代表的な屋根材を6種類ピックアップしてご紹介します☝️ ①コロニアルNEO(旧クボタ) 発売時期:2001年頃 特徴:下部の形状が複雑で、凸部の端が斜め。 耐久年数:約15年(一般的スレートより短い) 劣化症状:不規則なひび割れ・変色が8~10年で現れやすい。 ②グリジェイドNEO(旧クボタ) 発売時期:2001年頃 特徴:切れ端が真っ直ぐで、表面にうっすら木目模様✨ 耐久年数:約10~15年 劣化症状:割れ・反りなど。定期点検が不可欠。 ③パミール(ニチハ) 発売時期:1996~2008年 特徴:縦方向の木目模様「木肌調」がある。 耐久年数:約10年前後 劣化症状:層状剥離(ミルフィーユ状の剥がれ)や欠落が多発。 ④ザルフ(クボタ) 発売時期:1997年頃 特徴:凸部の端が直角で、コロニアルNEOに似ている。 耐久年数:約10年 劣化症状:欠落や層状剥離。塗装では対応困難。 ⑤レサス(松下電工) 発売時期:1990年代後半 特徴:一般スレートに似るが、塗膜が非常に剥がれやすい。 耐久年数:約15~18年 劣化症状:チョーキング(白い粉)、色あせが早く、塗装後も吸い込みが激しい。 ⑥アーバニー(旧クボタ) 発売時期:1990年代 特徴:スレートにスリットが入り、洋風瓦のような外観🌟 耐久年数:約15〜20年 劣化症状:ひび割れ・反り・色褪せ。スリット部分から雨水が溜まり雨漏りリスク大。 🛠️メンテナンス方法 塗装ができないからといって放置はNG❌ 以下の方法で対策するのが一般的です。 🧰屋根カバー工法(重ね葺き) 既存屋根を撤去せず、上から新しい屋根材をかぶせる方法。 メリット:工期が短く、廃材が少ないためコストも比較的抑えられる。 デメリット:下地が劣化している場合は施工不可、屋根が重くなる。 🔧屋根葺き替え工事 既存の屋根材を撤去して、新しい屋根に全面交換する方法。 メリット:下地から補修でき、雨漏りも根本解決。 デメリット:工期が長く、費用は高め。 💡まとめ ノンアスベスト屋根材は、塗装が逆効果になる特性を持つため、 カバー工法や葺き替え工事が基本のメンテナンスとなります。 「うちの屋根は大丈夫かな?」と思ったら、 施工実績のある専門業者に無料点検を依頼するのが安心です😊 早めに確認・対策して、住まいの寿命をしっかり守りましょう✨塗装の豆知識

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